アーバンデータチャレンジ2025 開催報告


アーバンデータチャレンジ 2025実行委員会 事務局
植田 粋美

 アーバンデータチャレンジ(以下、UDC)は、地方自治体を中心に公共データを活用し、地域課題の解決を目指す一般参加型コンテストです。年間を通じて開催されるイベントを含み、全国各地でのコミュニティ活動(アイデアソンやハッカソンなど)と、公募型の作品コンテストという二つのパートで構成されています。

 今年度の1年間の活動を締めくくる公開最終審査会が、2026年2月21日(土)に開催されました。昨年同様、対面(東大駒場リサーチキャンパス)とオンラインのハイブリッド開催で実施し、200人を超える参加者にご参加いただきました。

 全国から応募された169作品から一次審査を通過したファイナリスト20作品(一般部門:15、ビジネス・プロフェッショナル部門:5)の作成者によるプレゼンテーションが実施され、イベントへの事前参加申込みを行った参加者によるオーディエンス投票を経て、各賞の受賞作品が決定されました。

 一般部門の金賞には「ちゅーりんうぉっち」(チーム名:ITソルーション室)が選ばれました。本作品は、AI技術を活用して駐輪場の混雑状況を可視化し、市民の利便性向上と行政の管理負担軽減の両立を目指した取り組みです。実社会での活用可能性や、地域課題への具体的なアプローチが高く評価されました。

 ビジネス・プロフェッショナル部門の最優秀賞には「~都市居住環境を高速でデジタル化~ 生成AI駆動型三次元建物モデリングシステム」(チーム名:デジタルシティ・クリエーターズ)が選ばれました。本作品は、都市の3Dモデル生成プロセスの効率化を目指し、生成・評価・可視化を一連で自動化する仕組みを提案したもので、技術的な先進性と実務への展開可能性が評価されました。

 最後に、UDCの各地域拠点に送られる地域拠点賞については、活動で最も優れた地域拠点に送られる「ベスト地域拠点賞」を「長崎ブロック」が受賞されました。これに伴い、次年度のUDC中間シンポジウムは2026年秋頃に長崎県で開催されることとなります。

 今年度の最終審査会の様子を収録しアーカイブ動画は、YouTubeにて公開しております。受賞作品のプレゼンテーションや受賞の瞬間の喜びが伝わる映像を是非ともご覧ください。

 UDCは2026年度も開催を予定しています。近年は学校や教育機関からの参加が大きく増加しており、今年度も多くの学生チームが作品応募および地域拠点活動に参加しました。地域課題を題材に、データ収集・分析・可視化・プロトタイプ開発までを実践的に行う取り組みは、単なるコンテスト参加にとどまらず、探究学習や情報教育、シビックテック教育の実践の場としても広がりを見せています。

 特に今年度は、高校・大学等の授業や課外活動の一環として参加する事例も増え、地域の行政やコミュニティと連携しながらプロジェクトを進める姿が多く見られました。実社会の課題を題材とすることで、学生自身が地域との接点を持ち、データ活用を通じて社会に関わる経験を得る機会となっています。

 こうした流れを受け、UDCでは今後「学校連携」の取り組みをさらに強化していきます。シビックテックやオープンデータをテーマとした授業づくりや、UDC参加を見据えた開発実習・探究活動の設計など、教育現場と連携しながら、学生が継続的に学び・挑戦できる環境づくりを進めていく予定です。

 今後も、地域コミュニティ・自治体・企業・教育機関が連携し、データ活用を通じた地域課題解決の取り組みを推進してまいります。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※全体イベントの情報はPeatixにてご案内しています。新着情報がお手元に届くよう、ぜひフォローください。
※全国各地のイベント情報は公式HPにて随時ご案内しています。

写真:最終審査会の様子

■アーバンデータチャレンジに関する情報
・公式HP:https://urbandata-challenge.jp/
・公式Facebookページ:https://www.facebook.com/urbandatachallenge/

■お問い合わせ
アーバンデータチャレンジ 事務局
udc-office(at) aigid.jp ※ (at) は @ に置き換えて下さい。

(2026年3月 ニュースレター掲載)

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