3D GeoInfo & SDSC 2025の開催報告


一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会
守屋 三登志

1.3D GeoInfo & SDSC 2025の概要
 2025年9月2日から5日の4日間にわたり、東京大学柏キャンパスにおいて、第20回International 3D GeoInfo Conference 2025(以下、3D GeoInfo)と第9回International Smart Data and Smart Cities Conference(以下、SDSC)の同時開催となる、3D GeoInfo & SDSC 2025を東京大学空間情報科学センター(CSIS)と国土交通省都市局が主催となり開催しました。これら二つの国際会議は世界各国で開催されてきましたが、日本では今回が初めての開催となります(表 1)。

 表1:近年の会議開催地

 3D GeoInfoは、3D地理空間情報科学に関する最新技術について産官学で議論することを目的とする国際フォーラムです。また、SDSCは、40年以上の歴史を持つ都市データ管理学会の年次大会であり、都市分析、GIS、デジタルツイン、スマートシティ、データサイエンスの分野を中心として、未来の都市を計画し、形成するためのデータや技術の活用を議論する国際フォーラムです。
 (一社)社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)及びアジア航測株式会社が会場の手配や備品の準備、会期中の案内等の運営を中心となり実施しました。

2.3D GeoInfo & SDSC 2025の内容
 本会議には、国内外から194名の参加がありました。日本からの参加者65名に加え、海外からはドイツ、中国、オランダ、シンガポール等31の国と地域から129名の参加がありました。参加者のうち一般参加は122名、学生参加は58名、基調講演者等の招待者は14名でした。
 学会期間中は、基調講演、口頭発表、ポスターセッション、交流イベントが行われました。基調講演は、日本からの2名を含む8名の有識者が3D地理空間情報技術、スマートシティ、標準化、市民参加など、多角的な話題提供を行いました。
 口頭発表は85編あり、3D GeoInfo及びSDSCの関心領域である24のセッションに振り分けられ、2会場並行での進行となりました(図1)。最も優秀な論文(Best Paper Award)、最も優秀な学生論文(Best Young Researcher Award)及び最も優れた口頭発表(Best Oral Presentation Award)を学会ごとに選定し、対象となる論文の表彰を行いました。さらに、スポンサー表彰(Sponsor Award)として、プラチナスポンサーである株式会社ユーカリヤ(Re:Earth)及び株式会社フォーラムエイトの2社からも、将来性のある技術に賞が授与されました。
 ポスター発表は13編あり、ポスター発表中は、口頭発表セッションを設定しなかったことから、ポスター会場は、多くの参加者でにぎわうことになりました(図2)。
 参加者の交流の場として、1日目には柏キャンパス内のカフェテリアにてWelcome receptionを、2日目には柏の葉カンファレンスセンターにてGala Dinnerを開催しました(図3)。Gala Dinnerではエンターテイメントとして三味線の演奏とけん玉のパフォーマンスが披露され、特に海外からの参加者から喝采を浴びていました。

図1(左):口頭発表の様子  図2(右):ポスター発表の様子

図3:Gala Dinnerでのけん玉パフォーマンス


3.おわりに
 3D GeoInfoとSDSCはこれまでは日本からの参加がほぼない国際学会でしたが、今回の開催をきっかけに日本からの参加が増え、研究の深化や社会実装につながる交流の場となれば幸甚です。
 なお次回は、2026年9月28日から10月2日までブルガリアのソフィアにおいて、3D GeoInfo、SDSCに加え、国際測量者連盟(FIG)が主催するワークショップLADM & 3Dという三つの会議体の合同開催となります。また、本開催報告に関しては、一般社団法人日本写真測量学会発行の「写真測量とリモートセンシング 2025 vol.64.no5」に掲載の開催報告より一部内容を引用し作成しております。

図4:閉会式後の集合写真


■3D GeoInfo & SDSC 2025に関する情報
・公式HP:20th 3D GeoInfo & 9th Smart Data Smart Cities
■3D GeoInfo & SDSC 2026に関する情報
・公式HP:https://conference.gate-ai.eu/ISPRS2026/

■3D GeoInfo & SDSC 2025に関するお問い合わせ先
 アジア航測株式会社  https://www.ajiko.co.jp/contact
「製品情報お問合せ」からアクセスいただき、担当者名に「3D GeoInfo & SDSC 2025担当」とご記入ください。

(2025年11月 ニュースレター掲載)

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