G空間情報センター 最新の取組みご紹介


(一社)社会基盤情報流通推進協議会 代表理事
(東京大学空間情報科学研究センター 教授)
関本 義秀

1.G空間情報センター 運営開始6周年
 2016年11月に運営を開始したG空間情報センター(以下、当センター)は、おかげさまで6周年を迎えました。皆様のご支援のもと、登録データファイルは6万件、登録組織数は590件を超えています。また、産官学を問わず組織の壁を越えた多様なデータの統合・融合と価値創出実現の場として、当センターのデータを軸とした様々なプロジェクトが多数展開されています。


図:G空間情報センター トップページ(https://front.geospatial.jp/
(2022年11月9日時点)



2.G空間情報の流通・利用促進のための活動
 当センターの運営を担う(一社)社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)は、G空間情報センターを核としてG空間情報の流通・利用促進のための活動を広げてきました。
 G空間情報を用いた課題解決を目指した取組みの一例として、地方公共団体のオンライン電子納品を支援する「My City Construction」、市民協働投稿サービス及び道路損傷検出サービスを備える「My City Report」があります。いずれも利用者数は順調に増えており、My City Constructionは静岡県を始めとする14自治体が参加、My City Reportは千葉市を始めとする32自治体で導入いただいています(2022年11月現在)。
 また、三次元デジタルツイン環境の構築を目指す「デジタルシティサービス」は、2022年11月現在、試験利用を含め全国11都市と運用自治体数が増加しています。G空間情報センターのデータハブとしての取り組みとして、国土交通省が運営する国土交通データプラットフォームとの連携や、都市局の「Project PLATEAU」で整備された各種データやプログラムの公開も実施しています。
 更には、災害情報分野では、リアルタイム災害情報として大雨や地震等災害発生時の緊急撮影データの提供を行っています。今年度はNHKが主催する発災時のリアルタイムデータ利活用検討会にも参画するなど、災害発生時の情報利活用の在り方について関係各所との議論を続けています。
 今後も、産官学の垣根を越えて多くの皆様と協働しながら、多様なデータの統合・融合を目指した活動を多方面で展開して参ります。引き続きG空間情報センターをよろしくお願いいたします。



3.【12/9開催】G空間情報センター シンポジウムのご案内
 当センター主催のシンポジウムを開催します。当センターが関わる取組みの最新動向をお伝えするとともに、G空間情報の利活用が進む災害対応分野においてご活躍の方々をお招きしご講演いただきます。是非ご視聴をご予定ください。

 ・日時:2022年12月9日(金)13:00~15:00
 ・形式:YouTube Live
 ・備考:参加無料

 シンポジウムの詳細・配布資料申込みはこちら
※視聴URLは11月下旬に上記ページに掲載予定



4.【12/6,7開催】G空間EXPO2022 出展のご案内
 G空間EXPO2022に出展します!
 今年も会場開催がございます。当センターやAIGIDの最新の取り組みを直接聞くことができる年に一度の機会です。皆様のご来場をお待ちしています。

 ・日時:2022年12月6日(火)・7日(水) 10:00〜17:00
 ・会場:東京都立産業貿易センター浜松町館4F(東京ポートシティ竹芝オフィスタワー)
 ・備考:入場無料

 G空間EXPO2022の詳細はこちら





(2022年11月ニュースレター掲載)