市民協働ツール My City Report の普及状況と機能拡充


My City Reportコンソーシアム
事務局長 角田 明宝


  1. 導入自治体の広がり
  2.  My City Reportは「市民協働投稿サービス」「道路損傷検出サービス」から成る自治体向けのサービスです。おかげさまで多くの自治体の皆様にご利用いただいており、導入自治体の輪は大きく広がってきています。
     My City Reportのサービス提供のためにコンソーシアムは、3年前の2019年4月1日に設立いたしました。設立当初は、千葉県千葉市、滋賀県大津市、石川県加賀市の3市から始まりましたが、今年度は東京都、東京都下10区市、石川県能美市、長野県筑北村の入会により、1都2県5区18市1村となり、導入自治体数は増え続けています。

    表 My City Report 導入自治体の広がり

     より多くの自治体に参加していただけるよう、市民協働投稿サービスについては、今年度から来年度にかけて東京都・神奈川県・和歌山県の都/県下の自治体は1年間無償利用できるキャンペーンを今年7月から行います。また、今年10月からは、市民協働投稿サービスと道路損傷検出サービスの分離提供を開始し、必要なサービスのみでの入会が可能となります。分離提供開始に伴う価格改定の詳細は、My City Reportのホームページをご確認ください。
     市民協働サービスの利用対象地域は、My City Reportのホームページに記載しています。利用対象地域では、ご自身のお住まいの地域にかかわらずどなたでも投稿が可能です。ぜひご投稿ください。

    (注)ご投稿いただけるのは、for citizens & for road managersまたはonly for citizensに記載のある自治体のみです。


  3. 機能拡張状況
  4.  市民協働投稿サービスでは、今年度よりLINEからの投稿機能の提供を開始いたしました。現在、千葉県千葉市、東京都港区、長野県筑北村でお使いいただけます。なおこの機能は、匿名投稿機能になりますので、自治体からのフィードバックは受けられません。
     道路損傷検出サービスでは、来年度より走行中の画像を道路損傷の有無に拘わらず一定間隔でサーバに保存する機能を提供する予定です。この機能により、道路損傷のみならず、道路に付帯する施設や沿道施設等の状況を現地に赴かずとも確認することが可能となります。


  5. 自治体総合フェアに出展します!
  6.  5月18日(水)~20日(金)に東京ビッグサイトで開催されます自治体総合フェアにMy City Report コンソーシアムが出展します。ブースでは、My City Reportの概要説明から導入や運用に関するご相談まで、担当者が個別にご対応させていただきます。さらに、ブースにお立ち寄りいただいた方には粗品を進呈いたしますので、ぜひご来場ください。
     また、以下の通り自治体限定プレゼンテーションセミナーを開催いたします。こちらもぜひご参加ください。

    日 時:5/20(金)14:00~14:30
    場 所:東京ビッグサイト自治体総合フェア内 D会場
    テーマ:My City Reportのご紹介

 以上、My City Reportの広がりについて紹介をさせていただきました。
 昨年度は、おかげさまで第16回日本ファシリティマネジメント大賞の技術賞をいただくことができました。これを機会に、My City Reportをインフラの維持管理にお使いいただく自治体が増えることを期待しております。
 また、試行環境の無償提供も行っておりますので、自治体の関係ご担当者様に於かれましては、是非一度お試しいただき、My City Reportコンソーシアムへのご入会をご検討いただければ幸甚です。



お問い合わせ
 担当:My City Reportコンソーシアム 事務局長 角田
 e-Mail:mcr-info@aigid.jp
 詳細は、My City Reportのホームページをご覧ください。

(2023年5月ニュースレター掲載)