昭和を空から3次元に!:AIカラー生成とDSMの実力で境界明確化を強力支援 ― デジタルツインの“過去レイヤ”を整備する技術 ―


株式会社パスコ 事業戦略本部 事業推進部
主任技師 上田 正博

 森林境界の明確化において、既存資料の不足や現地確認の負担が課題となる中、株式会社パスコでは、過去空中写真を活用した新たなアプローチによる支援を提供しています。

 具体的には、昭和期のモノクロ空中写真を対象に、簡易オルソ化・3次元化・カラー生成する技術を開発しました。AIによる明瞭なカラー生成を施すとともに、写真測量技術を用いて撮影当時のDSM(デジタル表層モデル)を作成し、地形や土地利用の状況を3次元的に再現するものです。これにより、土地利用の変遷、地形の変化(高さの差分抽出による)、耕作放棄地の森林化など、境界推定に資する根拠の可視性が向上し、現地確認や関係者間の合意形成を効率的に支援します。なお、これらの独自技術を用いて森林境界明確化を効率的に実施する方法について特許を取得しました(特許第7802980号)。

図1:簡易オルソ化・3次元化・カラー生成の比較

 さらに、現況の航空レーザ計測データやオルソ画像等と重ね合わせることで、「現在」と「過去」を統合したデジタルツインとして活用できる点も特長です。これにより、森林境界検討の裏付け資料としての活用だけでなく、森林整備や地籍調査、災害対応など幅広い分野での応用が期待されます。

図2:空中写真の3次元データ

 森林分野に携わる皆様はもちろん、過去空中写真の新たな活用方法をお探しの方にも有用なソリューションです。
 本技術により短期間かつ廉価にモノクロ空中写真を簡易オルソ化・3次元化・カラー生成することが可能です。
 詳細な技術内容や適用事例については、以下よりご覧ください。

▶ 詳細はこちら
 https://www.pasco.co.jp/biz/service/shinrin-kyoukai/

■本件お問い合わせ先
当社の森林ソリューションにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社パスコ 事業戦略本部 事業推進部 https://www.pasco.co.jp/contact/

(2026年6月 メールマガジン掲載)

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