防災情報と解析・予測データを提供するプラットフォーム『防すけ』

日本工営株式会社
流域水管理事業本部 河川水資源事業部   
高祖 成一
日本工営株式会社
流域水管理事業本部 河川水資源事業部 河川部
犬山 晶夫



 近年、激甚化・頻発化する自然災害。いざその時が来たときに、どのように情報を受け取り判断するかで、未来は大きく変わります。現在、防災に関する情報は様々な発信元から異なる手段で出されており、状況に応じた適切な情報に接することが難しくなっていると考えています。
日本工営株式会社(以下、当社)は、多種多様な情報から選りすぐり画面上に集約し、当社が培ってきた解析情報を取り入れた水防災プラットフォーム『防すけ』(ぼうすけ)を開発しました。



1. 水防災プラットフォーム『防すけ』の特徴
 当社の持つ解析・予測技術により、リアルタイムに情報を発信し、様々な課題解決を支援します。


図:水防災プラットフォーム『防すけ』の特徴



2. 水位・流量・氾濫に関する予測情報を軸に多くの機能を搭載
 『防すけ』は、標準機能として既存の地形等の情報に、降雨・河川水位等の情報を追加情報としてインプットしリアルタイムに解析することで、河川の水位・流量・氾濫に関する予測情報を取得可能です。さらにオプション機能として、各地域における防災上の課題や要望に応じ地下空間の浸水解析等を追加提供が可能です。洪水氾濫等に関する情報と生活基盤に関する情報等を地図上に重ね合せて一元表示することで、行政における災害対応・住民の避難行動・企業等の防災活動及び事業継続を支援します。


図 『防すけ』画面イメージ



3. 水防災以外の分野への展開
 『防すけ』は洪水等の災害に特化した防災のためのプラットフォームとして開発してきましたが、住民の避難状況の把握や平常時における家族の見守り等のサービスとの連動も既に視野に入っています。ますます地域と結びつき、開発を加速していく『防すけ』にご期待ください。



■『防すけ』(商標出願中)の詳細はこちら:
 (Youtube) https://youtu.be/ww3lIZdmlyQ



■お問合せ・資料請求はこちら(当社問合せフォーム):
 https://www.n-koei.co.jp/contact/input



(2022年8月メールマガジン掲載)