~災害時における情報提供~

~災害時における情報提供~

【概要】

G空間情報センターでは、災害発生時にパイオニア株式会社の通行実績データをもとにした「通行実績マップ」、国土地理院や測量会社による緊急撮影画像等を集約公開しています。マップ機能を利用してこれらの情報を重層表示することができます。

【背景・目的】

災害発生時には様々な情報が錯綜し、被害状況等の把握が直ちにできないことも多いなかで、初動の災害対応活動に必要となります。

G空間情報センターでは、災害時や防災訓練等の目的に限り、パイオニア株式会社の通行実績データをもとにした通行実績マップ(1日単位)を公開し、災害時の参考情報として提供することにしました。

さらに、災害時には国土地理院や測量会社が緊急撮影など情報提供を行っており、これらの機関とも連携し、当該機関が公開した情報の集約も行っています。

【内容】

<通行実績マップ>

通行実績マップは、パイオニア株式会社の通行実績データをもとに、自動車の通行実績があった道路を表示したデータです。通行実績データとはパイオニア製カーナビゲーションより取得した通行実績データで、災害の発生の有無に寄らず1時間毎に通行実績を生成したもので、日本全国の道路をカバーしています。また、プライバシー保護のため、3台以上の通行実績が確認できない道路の通行実績データは生成されません。

災害時に被災地の状況を把握する一つの参考情報として、災害後の復旧復興、防災・減災訓練時のリアルな情報として活用することができます。

<G空間情報センターが公開する通行実績マップの留意事項>

G空間情報センターでは、災害が発生した翌日から概ね一週間を目安に、1時間毎の通行実績データを1日単位で集約した通行実績マップを公開しています。

以下の点をご留意して下さい。

・「災害の発生」とは、災害対策本部の設置を目安としております。

・通行量や通行止め規制情報を示すものではありません。

・1日単位での通行実績のため、同日内における状況の変化には対応できておりません。

・そのため、必ずしも通行できることを保証するものではありません。また、通行実績がない道路であっても、通行ができないことを保証するものではありません。

<これまでの公開実績>

・2017年7月 九州北部豪雨

・2017年7月 秋田県大雨被害

・2018年2月 北陸豪雪

・2018年7月 西日本豪雨九州北部豪雨

・2018年9月 台風21号

・2018年9月 平成30年北海道胆振東部地震

・2020年7月 令和2年7月豪雨(7月1日から3日の東海地方・関東地方南部を中心とした大雨)

・2021年2月 令和3年2月13日福島沖地震

・2021年7月 熱海市土石流災害

・2021年7月 令和3年九州豪雨

【活用事例と今後の展望】

・G空間情報センターのマップ機能をつかって国土地理院が配信する被災地緊急撮影画像等と重層表示することができます。災害により通行不可となった道路の推察できます。

・防災科学技術研究所のクライシスレスポンスサイトでは、通行実績マップが他の災害情報とあわせて被災自治体等の現場支援に活用されています。

【使用データ】

通行実績データ(パイオニア株式会社)

緊急撮影画像(国土地理院)